高校サッカー部のあこがれの舞台・国立へとつながる全国高校サッカー選手権の岡山県大会4回戦が25日行われ、シード校4校が登場しました。
■玉野光南 5-0 学芸館
このうち、学芸館高校サッカーグラウンドの第1試合には、夏のインターハイでベスト8進出を果たした玉野光南が登場。学芸館と対戦しました。両チームともに4-3-3の同様なフォーメーションながら、玉野光南はより攻撃的に仕掛けます。ダイナミックなボールの動かしと、局面での個の強さで徐々にペースを握ります。
前半9分、22番原田からのクロスに7番福田が左足であわせて、まず先制。予選を勝ち上がってきた学芸館の勢いも何のその、攻撃力の高さで初戦の緊張感を跳ね飛ばします。
勢いに乗る玉野光南は12分、再び7番福田がゴール。そして25分には、その福田からのボールを13番平野が押し込み、前半を終えて3対0とリードします。
勢いは後半に入っても衰えません。県総体で毎試合得点をあげ、この試合も前半3ゴールすべての得点に絡む7番福田が再び見せます。福田は鮮やかなフリーキックで、ハットトリックを達成しました。
シュート数で大きく上回った前半に比べ、後半は学芸館の攻撃を許しますが、堅い守りで得点を許しません。玉野光南はその後も、途中出場の19番野原がゴールを決め、5対0。決勝トーナメント初戦を順当に勝ちあがりました。
■倉敷青陵 5-1 倉敷天城
また、第2試合では、県総体で3位と、大躍進を見せた倉敷青陵が登場。倉敷天城との倉敷地区普通科対決となりました。倉敷青陵は新チームになってから公式戦は2敗2分けと勝ち星がなく、しかもシード校のため公式戦は実に3ヶ月ぶりと不安な立ち上がりとなりました。
それでも、序盤に得たコーナーキックから先制すると、高い技術とスピーディーな展開で次々と加点していきます。前半9分には右サイドから駆け上がった10番山下のクロスに7番徳永が、さらに1分後の10分には、今度は左サイドから11番柏野が切り込み、センタリングを受けた10番山下が冷静にシュートを決めます。
倉敷青陵の一方的な展開かと思われましたが、倉敷天城も反撃を見せます。前半24分、ゴール前で細かいパスをつなぎ、1点を返します。しかし、その直後、倉敷天城が与えたフリーキックを倉敷青陵が得点につなげます。蹴るのは10番山下。8番舟木がヘディングで押し込み、倉敷天城に傾きかけた流れを引き戻します。
後半に入ってからも倉敷青陵は大きなリードを生かし落ち着いてゲームを進めます。倉敷天城に後半は1本もシュートを打たせません。試合終了間際にはさらに1点を加え、5対1。新チームでの公式戦初勝利を飾り、ベスト8進出を果たしました。
なお、KCTエリア勢では総社高校と玉野高校もベスト8に勝ちあがっています。
■組み合わせ(10/31・美作)
玉野光南vs作陽
岡山芳泉vs岡山龍谷
倉敷青陵vs総社
東岡山工vs玉野




