総社市は、宮城県石巻市の亀山絋市長を招いて、「災害への備え」について講演を聴きました。
宮城県の東部に位置する石巻市は、東日本大震災による津波でおよそ3,000人が犠牲になりました。総社市は、震災以降、両親を亡くした宮城県の子どもたちに、5年間10万円ずつの寄附をしていて、亀山市長は、その寄附への感謝の意を込めて、今回総社市を訪れました。亀山市長は、石巻市の震災時の様子を伝え、道路の嵩上げや堤防の設計、病院の整備など、市民がもう一度住みたくなる街づくりを進めていると話しました。また、「震災時は、それぞれの現場でリーダーシップがとれる人の育成が必要」ということや「情報が断絶しないよう、避難所の状況など常に情報を手に入れることが大切」など、被災から学んだ備えについて伝えました。講演後には、亀山市長と、総社市の片岡聡一市長、そして国際医療ボランティア組織AMDAの菅波茂代表を交えた意見交換も行われました。




