県内の書道愛好家の作品を集めた書道展が、きょうから倉敷市立美術館で始まりました。
会場には20代から70代までのプロやアマチュアの書道家142人の作品が並んでいます。この書道展は倉敷書道協会が毎年開いていて今年で60回目です。伝統的な漢字や平仮名の作品に加え「書道は難しい」というイメージを持った人にも楽しんでもらえるよう、漢字と平仮名を混ぜて使い読みやすくした調和体も多く見ることができます。こちらは篆書です。象形文字を元にして作られた文字は、書体の中では一番古く重みを感じさせます。こちらの淡墨作品は墨を薄めて、まるで水彩画のようににじませています。ほかにも絵を加えた作品や、屏風に随筆を書いた作品などそれぞれが紙や墨にまでこだわった力作ばかりです。会員の一人は「書道は一発勝負。書いたら消せないが作品にそのときの気持ちが表れるなど簡単そうで奥が深い」と話していました。倉敷書道協会の書道展は11月1日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。




