水島コンビナートで大規模な地震による火災などを想定した防災訓練が、きょう行われました。
訓練会場のJFEスチール西日本製鉄所には、岡山県をはじめ水島コンビナート地区保安防災協議会や倉敷消防局の職員などおよそ180人が集まりました。訓練はガス漏れによる火災や防災活動中に負傷者が出たことを想定して行われ、救急車や消防車など車両30台、ヘリコプター1機が出動し、県石油コンビナート等防災本部と倉敷市長を本部長とする訓練実施本部が連携しながら進めていきました。水島コンビナートでは、今年は操作ミスによりガス漏れ、火災、爆発の3件の災害が起きています。昨年は7件ですが、そのうち半数が年末に起きているそうです。災害時には、一酸化炭素など有害なガスが発生する可能性もあるため、広報車で地域住民に伝えることにしています。参加者は、災害が増えると予想される年末を控え、真剣に訓練に取り組んでいました。




