県立倉敷古城池高校が創立30周年を迎え、23日、記念式典が行われました。
記念式典には在校生や卒業生らが出席、はじめに大島俊秋校長が30周年の節目にあたって「30年目の今年度は、新しいスローガンとして『伸びる古城池!伸ばす古城池』を掲げることにしました。何が伸びるのか、何を伸ばすのかというと、それは学力・気力・体力であり、さらには品性を高めて実社会に通用する人材になってほしいという願いが込められています」と決意を述べました。
倉敷古城池高校は、旧倉敷学区の4番目の普通科高校として昭和55年に誕生しました。正門から校舎へと続く藤棚は学校のシンボルとして今も変わらず生徒たちを迎えます。教育目標の第一に「進取の気風」を掲げ、創立20周年を迎えた平成11年度には、入試の総合選抜制度の廃止に伴い、県内の全日制普通科高校で初めて単位制を導入しました。
式典では歴代PTA会長や永年勤続者ら34人に感謝状が贈られたほか、来賓として訪れた県や倉敷市の代表から祝辞が送られました。つづいて、1期生である同窓会長や在校生代表が古城池高校に対する思いを述べました。
さて、式典のほかにも図書室では30年の歴史を振り返る回顧展を開催。パネルや制服、卒業アルバムなどが展示され、訪れた生徒や卒業生らが懐かしんでいました。これまでの卒業生は1万人を超え、卒業生たちはさまざまな方面で活躍しています。
また、会場では30周年を記念して実施した短歌コンクールの最優秀作品も展示されています。保護者や小学生の部など7つの部門で審査が行われ、在校生の部では3年の土岐育生くんが最優秀賞に輝きました。回顧展は28日まで開催されています。




