倉敷市福田町古新田の濱田神社で、24日(土)と25日(日)に秋祭りが営まれ氏子町内の千歳楽が勇壮に繰り出しました。
倉敷市福田町古新田の北の端に鎮座する濱田神社は、江戸時代の享保10年(1725年)に開墾された際に、福田村の濱田宮から勧請された神社で延享5年(1748年)に建立されたものです。五穀豊穣、家内安全を願い、
毎年10月の第四土・日に秋の祭礼が営まれ、古新田と福田地区7つの氏子町内から千歳楽が繰り出し奉納が行われています。約130世帯を数える福田南町内会でも、大若、小若と呼ばれる青年団と子ども会の2台の千歳楽を繰り出し、町内を巡行しています。24日(土)の午後3時には、種松山西側の高台にある特別養護老人ホーム「のぞみ荘」まで千歳楽を曳行し、施設の入所者の前で威勢のよい担ぎを披露しました。また、24日(土)の午後6時からは、濱田神社の拝殿で社前祭が営まれたあと神賑わいとして千歳楽の奉納が行われました。千歳楽は、古新田地区の四ノ割から、五ノ割西、五ノ割東、二・三ノ割の順に奉納し、勇壮な練りや担ぎ上げを披露しました。特に、二・三ノ割町内では、通称「実りまわし」と呼ばれる千歳楽をコマのように回転させる迫力のある奉納を見せ会場の観客を魅了していました。なお、午後7時半には、8台の千歳楽が境内に集まり、クライマックスを迎えました。




