倉敷市中島の真言宗の寺、 高蔵寺で無病息災などを願う施薬祭が行われました。
医王山高蔵寺は今からおよそ390年前に建立された高野山真言宗の寺です。本尊は薬師如来で、病気平癒にご利益があるとされています。施薬祭は4年前に新しい客殿「施薬殿」が完成したのをきっかけに毎年行われています。本堂では護摩供養が行われ、願い事が書かれた護摩木が燃え盛る炎に投げ込まれると集まった檀家などが無病息災・家内安全などを祈りました。また、境内では稚児行列が行われ、20人の子どもたちが色鮮やかな着物を身にまとい、愛らしい姿をみせました。稚児行列は、子どもたちの健やかな成長を願う「七五三」の原形といわれています。参加した子どもたちは天野 高雄住職からの祈祷を受け、家族と一緒に無事成長することを願っていました。このあと客殿では天野住職や僧侶らがお経を高く掲げて「大般若経」を転読しました。集まった檀家などは、流し読みされる般若経からの風を身に受け、功徳が授かるよう手を合わせていました。




