パイプタバコをどれだけ長く吸い続けることができるかを競う、全国大会が倉敷市で開かれました。
この大会は、日本パイプクラブ連盟が毎年 会場を持ち回りで開いているもので 今回で36回目となります。競技は、パイプに 紙巻タバコの約3本分にあたる3グラムのパイプタバコを詰め、どれだけ長く吸い続けることができるかが競われました。大会に参加したのは、北は青森から南は沖縄までの愛好者170人です。主催者があらかじめ準備した規定のパイプとタバコを使うのが主なルール。長く吸うためには、直径2センチあるパイプの中で、火種を5mmほどに調整しながらゆっくり螺旋状にふかしていく、まさに名人芸が要求されます。世界記録は イタリア人が去年出した213分6秒で、国内では185分27秒が最長です。参加者は、ゆっくりとした時間とタバコを味わう一方で、お互い声をかけあいながら微妙な心理戦も展開していました。競技の結果今年は 徳島県の木内成一(きのうちせいいち)さんが、141分49秒で優勝し、10回目の栄光を掴みました。また、3人の合計タイムで競う団体戦では 地元岡山パイプクラブが5回目の優勝を飾りました。




