倉敷市立中洲幼稚園の幼稚園教諭による幼稚園研究発表会が21日、倉敷市立中洲小学校体育館で行われました。
この研究発表会は倉敷市教育委員会から平成20・21年度の幼児教育の研究園の指定を受け、中洲幼稚園の教諭たちがこの2年間、研究・実践してきた成果を発表するものです。発表会には倉敷市内のおよそ60の幼稚園と保育園から幼稚園教諭と保育士、およそ200人が参加しました。近年、少子化や価値観の多様化による人間関係の希薄化や地域の教育力の低下などが指摘され、幼児を取り巻く社会や家庭の状況は大きく変化しています。こうした中、人格形成の基盤となる幼児期に生活や遊びを通して生きる力の基礎をはぐくむ「心の教育」が強く求められています。中洲幼稚園の教諭は、「心の教育」を向上させるため、『培っていこう道徳性の芽生え気づき、感じて考え、行動しようとする幼児の姿を求めながら』というテーマの下、研究・実践に取り組んできました。この2年間の成果として、教諭と幼児が1対1で関わり合い、ありのままの姿を受け止めることで、幼児に自尊心が育まれることや、幼稚園での日々の遊びを充実させることによって、幼児の思いやりの気持ちやモラルの芽生えに繋がりやすいことなどが分かった、と発表しました。中洲幼稚園では幼児教育をより向上させるため、今後も教育研究を続けていく方針です。




