兜山窯の岡本孝明さん、達弥さんの父子作品展が倉敷市中央の日本郷土玩具館プラスワンギャラリーで開かれています。
会場には、茶碗や小鉢などおよそ150点の作品が並んでいます。兜山窯は岡本孝明さんの父蕭一さんが、昭和10年に始めた酒津焼発祥の窯です。酒津焼の伝統的な重厚さを残しつつ、日常の使いやすさと、見た目の美しさにも重点を置いた作品が特徴です。こちらは、父孝明さんによる壁掛けの陶板です。今回は動物や花を描いた多くの陶板を見ることができます。こちらの個性的な形や色が目を引く作品は息子達弥さんの花瓶です。達弥さんの形にとらわれない作品造りには孝明さんも良い影響を受けるそうです。二人は世代の差を超えて互いに切磋琢磨しながら作品作りに励んでいます。孝明さんは「多くの人に手にとってもらい、兜山窯の良さを知ってほしい」と話していました。岡本さんの父子作品展は今月25日(日)まで、日本郷土玩具館プラスワンギャラリーで開かれています。




