玉野市内の四つの漁業協同組合がこのほど合併することになり予備契約の調印式が行われました。
調印式には玉野市の胸上漁協の国屋良雄組合長をはじめ鉾立、日比、玉野市漁協の組合長が出席しました。玉野市内の四つの漁協は組合員数の確保と広域活動を狙いに合併することが決まり、今後、四つの漁協内での承認を得た後来年の４月から「たまの漁業協同組合」として新たにスタートします。
漁業組合法では組合員数が２０人を下回ると漁協の認可を得られない仕組みになっていて、後継者不足が深刻な漁協は合併により体制強化を図っています。岡山県内ではこの１０年間で、４３の漁協が合併し２６に減っています。玉野市の黒田晋市長は「玉野市は県内トップクラスのノリの産地。合併を機に更なる発展に向けて頑張って欲しい」と激励しました。この合併により年間９０日以上漁をする正組合員数は１５３人となり県内４番目の規模の漁協が誕生することになります。
