倉敷市教育委員会は、公立の学校園で行っていた二学期制を今年度で終了し、来年度から三学期制に戻すことを発表しました。
三学期制に戻す決定は、倉敷市議会文教委員会で報告されました。来年度から倉敷市内の公立小学校、中学校、幼稚園と、特別支援学校で導入され、1学期が4月から8月、2学期が9月から12月、3学期が1月から3月となります。倉敷市では、学校週5日制に対応しようと、平成18年度から公立小中学校と幼稚園、それに特別支援学校で、前期・後期に分けた2学期制を導入しました。行事の見直しにより授業時間が確保できるようになった反面、地域行事の日程調整が難しくなるなど、課題も多く見られました。そこで、平成23年から外部の有識者による検討委員会を設置し、成果や課題などを話し合ってきました。その結果、検討委員会では今年6月、三学期制に戻すべきという提言を、教育委員会に提出。市民の意見を聞いたうえで、今回の決定に至りました。今後は、3学期制に伴い、学校行事をどのように調整するかが課題ですが、井上正義教育長は「学校現場が混乱しないよう、学校長を通して丁寧に説明をしていきたい」と述べました。




