玉野市の新たな特産品として養殖を進めている高級食材『ノコギリガザミ』通称「ドテキリ」の水揚げが行われました。
水揚げされたのは今年6月に養殖場に放流したノコギリガザミ140匹のうちおよそ100匹です。2ヵ月の間で100グラムだった稚ガニも400グラムにまで成長しました。かつて児島湾にも多く生息し玉野市で『どてきり』の愛称で親しまれていたノコギリガザミの養殖実験は、地元業者などでつくる株式会社『玉野を元気にするぞ』が玉野商工会議所や岡山理科大学などと協力して取り組んでいます。今回は海水に地下水を混ぜて塩分濃度を下げた水の中で養殖し、生体の変化を調べたほか、個体数を減らしたことで共食いも減少しました。今回の水揚げしたノコギリガザミは今後の養殖実験に役立てられるほか、『玉野マリンホテル』や『たまの湯』など市内4ヵ所に卸されます。




