大原孫三郎、總一郎記念講演会が24日倉敷公民会館で開かれ、民俗学者の神崎宣武さんが「高梁川流域の風土と気質」をテーマに登壇しました。
講演したのは、井原市出身の民俗学者神崎宣武さんです。神崎さんは、16もの支流をもつ高梁川がつくった村落の成り立ちから高梁川流域、中でも備中の風土や気質の話を展開しました。江戸時代、備中には、旅人を快く受け入れる習慣などがあって、その旅人から学問を教わるなどのちに教育が盛んになった地域のきっかけを紹介。備中には、学問のほか、産業や芸能など大きな財産が今に伝わっていて、この財産の歴史を後世に語り継ぐ必要があることを強調しました。この講演会は、倉敷の発展の礎を築いた大原孫三郎と總一郎の業績を顕彰し、その志を伝えるために取り組む一般財団法人有隣会が開いていて、今回で58回目です。KCTでは、この講演会の模様を収録していて、10月1日(火)10時から11chで放送します。




