振り込め詐欺の被害を未然に防いだとして、倉敷市内の金融機関が表彰されました。
表彰されたのは岡山西農業協同組合 中庄支店です。6月28日、中庄支店を訪れた60代の女性が窓口で多額の預金を引き出そうとしていたところ、内田 尚弘支店長が不審に思い声を掛けました。話を聞いたところ、『息子から、株で失敗して2000万円が必要になったから口座に振り込んでほしいと連絡があった』ということでした。内田支店長は『詐欺の可能性がある』と女性を説得し、息子本人に連絡を取って偽の電話連絡であったことを確認しました。
被害を未然に防いだことで、倉敷警察署管内金融機関防犯協力会から感謝状が贈られました。岡山県内での今年の振り込め詐欺の件数は5月末時点で23件と、去年より減っていますが、被害額は1億2510万円と去年の倍で、一人あたりの被害額が高額となってきています。




