子どもたちが夏休みに入るのを前に、倉敷市立自然史博物館では昆虫の標本作りについて学ぶ講座が開かれました。
講座には事前に申し込みのあった市内の親子連れおよそ30人が参加しました。参加した人たちは、倉敷市立自然史博物館・学芸員の奥島 雄一さん指導のもと、標本を作っていきました。標本となる昆虫は、参加者があらかじめ捕まえてきたカミキリやチョウチョ、キリギリスなどです。『昆虫針』と呼ばれる本体を支える針で体を固定した後、裁縫に用いる『待ち針』で足の位置などを調整していきました。特に根気のいる作業が待ち針での微調整です。参加者は綺麗な標本を作ろうと慎重に作業を進めていきました。この講座は子どもたちが夏休み中にチャレンジする昆虫採集や標本作りの参考にしてもらおうと毎年行われています。




