水島空襲と平和の大切さについて考えようと、爆撃を受けた水島航空機製作所の跡地周辺を歩くワークショップが開かれました。
このワークショップは「亀島山地下工場を語りつぐ会」が初めて企画したもので、会の代表を務める立石憲利さんをはじめ、24人が参加しました。案内したのは、水島航空機製作所で戦闘機の整備に携わっていた宮原寿生さん。当時航空機製作所だった三菱自動車水島製作所の周辺およそ2キロを歩きました。軍用飛行機の部品を工場に輸送していた鉄道の引き込み線跡や、物資の運搬拠点だった旧水島港などに立ち寄り、当時の状況を詳しく解説しました。また、航空機製作所の工員を養成する学校の跡地も見学。ここには、70年前に植えられたカイズカイブキが今も残っているそうです。主催した「亀島山地下工場を語りつぐ会」では、今後も水島空襲の遺跡をめぐるワークショップなどを通じて、戦争の実態と平和の大切さを伝えていく考えです。




