倉敷マスカットスタジアムで開催されている第84回都市対抗野球大会中国予選。第一代表決定戦は、東広島市の伯和ビクトリーズが倉敷市の三菱自動車倉敷オーシャンズを激闘の末、サヨナラで勝利し本大会出場を決めました。
試合は2回、オーシャンズは、5番押川、6番平薮のヒットでチャンスを作ると7番岡崎の打球を伯和のセカンド、河野がエラー。2塁ランナー押川が先制のホームを踏みます。続く、大西もセンター前に運び、この回、2点目を奪います。2点を追いかける伯和はその裏。ヒットやフォアボールで一死満塁とし、8番吉田。このチャンスに吉田の打球はセンターへ。2者が生還しすかさず同点に追いつきます。このあと、両チーム1点ずつを加え、3対3のまま、試合は終盤へ。8回裏、伯和は二死ながらランナーを2塁に進め、9番宮田。この場面で、宮田の打球をショートの平山がエラー。2塁ランナーが3塁を周り、勝ち越しかと思われましたが、レフトの平薮が好返球。得点を許しません。そして、試合は最終回へ。今度はオーシャンズが二死1,2塁と勝ち越しのチャンス。ここでバッターは5番押川。しかし、押川の打球はセカンド正面のライナーに倒れます。その裏、伯和は先頭の上田の2塁打をきっかけに無死満塁と絶好の場面を作ります。打席には4番小原。小原の打球はレフトの左を抜け3塁ランナーがサヨナラのホームイン。激闘を制した伯和が6年連続の本大会出場を決めました。なお、敗れた倉敷オーシャンズは、敗者復活戦を勝ち上がったJFE西日本と第二代表の座をかけて8日、倉敷マスカットスタジアムで戦います。




