三井造船は国内初となる液化天然ガスを燃料とした船舶用ディーゼル機関を開発しました。玉野事業所で試運転を終え、受注体制が整ったことを発表しました。
三井造船が開発を進めていたのは液化天然ガスで運転可能なディーゼル機関ME‐GIです。これまでの船舶ディーゼル機関の燃料である重油に比べてCO2の排出量を20パーセント減らせるなど環境負荷を軽減できるのが特徴です。
また液化天然ガスは重油に比べ、安く手に入るため新たな燃料として注目を集めています。ME‐GIは従来のものと構造がほぼ同じため操作や保守などもしやすいほかガスと重油のどちらでも運転することが出来るので安定した運用が可能となります。
【インタビュー】◆ 三井造船機械工場技術開発部 田中一郎部長
三井造船ではまず液化天然ガスを運ぶ船舶での導入を見込んでいます。




