平成23年度からスタートする倉敷市第6次総合計画策定に向けた市民委員会の初会議が4日、倉敷市役所で開かれました。
会議には、市が公募して選ばれた倉敷市在住、在勤の男女37人が出席しました。市では、第6次総合計画を策定するにあたり、市民ニーズと市長の意向を反映した「目標」を具体的に示し、その達成度を測る「まちづくり指標」を設定することにしています。今回 設置された市民委員会はその「目標」や「指標」づくりが主な目的で、今後 部会などの議論を経て意見をまとめ、今年度末までに市に提言する予定です。こうした方法を採用した背景には、市民参加型を採用しても自治体側の意向に沿うよう策定され、形骸化したり、施策の達成度が曖昧になる例が各地で指摘されているからです。初回となった会合では、委員会の役割や市政の中での位置づけについての考え方を名古屋大学大学院法学研究科の後 房雄教授と市民参加のまちづくりの研究、支援を行うNP0法人「市民フォーラム21」の藤岡 喜美子さんから話を聞きました。第6次総合計画策定について、倉敷市では市民委員会からの提言を来年度 審議会などでさらに基本構想としてまとめ、来年12月に市議会に諮る計画です。




