9月の26、27日に総社市で開催された「れとろーど」。今年も、総社商店街には、かつてのにぎわいがもどってきたようです。5年目を迎えた今年の「れとろーど」を振り返りました。
総社市の秋の恒例イベントとなった「れとろーど」。かつて総社宮の門前町として栄えた総社商店街の賑わいを再現する文化イベントです。「れとろーど」とは、昔を懐かしむ「レトロ」と通りを意味する「ロード」を組み合わせた造語です。古い町並みが点在する商店街通りには、空き店舗や民家を活用したギャラリー、喫茶店、駄菓子屋、茶席など約100のブースが1キロに渡って立ち並びました。古き良き昭和の時代を懐かしむ「れとろーど」今年のテーマは、「私の技」通りには、さまざまな技がみられました。たとえば、どことなく懐かしくて新しい紙芝居。竹笛作りの技。竹細工の技。枡を使ったお米の量り売り。昔なつかしいかき氷に水飴、そして昔遊びの達人の技にも出会えました。旬の食材を使った美味しい料理の技もありました。力強い餅つきの技や速水流のお茶席では、巧の技による水車小屋の模型も展示されました。三線、ギター、琴、などアマチュアによる街角ライブやミニコンサートもあちこちで開かれた「れとろーど」。今年は、「私の技」をテーマに文字通り、住民手作りによる食と文化と芸術のイベントとしてにぎやかに格調高く繰り広げられました。




